第一三共(4568)、決算発表延期で株価に売り 供給計画見直しが重荷
第一三共の株価は、決算発表の延期とそれに伴う不透明感への投資家の懸念から下落した。同社株は本日、前営業日比10.4%安の¥2,499で取引されており、前営業日の終値は¥2,790だった。
同社は、4月27日に予定されていた決算発表を5月11日に延期すると発表した。がん治療薬などオンコロジー製品群の供給計画見直しに伴い、製造委託先との契約に関する損失補償金額の計算に時間を要するためと説明している。これにより、損失額が確定していないことへの不透明感が投資家心理を冷やし、売りを誘った。
加えて、8月1日から日本からの米国輸入品に25%の関税が課される見通しも同社株の重しとなっている。第一三共の主力製造拠点が日本にあるため、この関税措置が業績に悪影響を及ぼすとの懸念が広がっている。
決算発表延期がもたらす不確実性
第一三共は、がん治療薬をはじめとする医薬品の研究開発、製造、販売を手掛ける日本の大手製薬会社です。特に、がん領域での新薬開発に注力しており、世界中の患者に革新的な治療法を提供することを目指しています。同社の収益は、主に医療機関への医薬品販売によって成り立っています。
本日、第一三共の株価が大きく下落したのは、同社が予定していた決算発表の延期を発表したことが最大の要因です。元々本日2026年4月27日に予定されていた決算発表が、製造委託先との契約に関する損失補償金額の計算に時間を要するため、5月11日にずれ込むことになりました。この「損失額が確定していない」という不透明感が、市場の投資家心理を冷やし、売りを誘いました。加えて、8月1日から日本からの米国輸入品に25%の関税が課される見通しも、同社株に重しとなっています。
この不確実性への懸念から、第一三共の株価は前営業日比10.4%安の¥2,499で取引されています。前営業日の終値は¥2,790でした。
これはまるで、レストランがメニューにある料理の値段を、材料費の計算が終わっていないという理由で発表を遅らせるようなものです。客は、最終的な価格がいくらになるのか、あるいは注文できるのかどうかも分からない状況で、そのレストランで食事をするのをためらうでしょう。投資家も同様に、企業の業績という「最終的な値段」が明確になるまで、様子見の姿勢を取るのです。

Daiichi Sankyo Company
第一三共(¥4568)は、世界中で医薬品の研究開発、製造、輸入、販売を手掛ける製薬会社です。抗がん剤「トラスツズマブ デルクステカン」や、疼痛治療薬「ミロガバリン」、2型糖尿病治療薬「テネリグリプチン/カナグリフロジン」など、多岐にわたる処方薬を提供しています。また、一般用医薬品として総合感冒薬「ルル」や解熱鎮痛薬「ロキソニンS」、スキンケア製品「ミノン」なども展開。さらに、ワクチン、動物用医薬品、化粧品、医療機器、食品、飲料水、原薬、中間体なども手掛けています。Guardant Healthとの提携により、進行性転移性非小細胞肺がんのコンパニオン診断薬「Guardant360 CDx」の開発も進めています。1899年に創業し、本社を東京に構えています。