富士電機(6504)、電力インフラ・データセンター需要と過去最高益更新で買い継続
富士電機(6504)の株価は、電力インフラおよびデータセンター向けの需要増加を背景に、本日6.5%高の¥14,035で取引されている。同社は2026年3月期決算で過去最高益を更新しており、投資家の継続的な買いを誘発している。
この上昇は、2026年3月期の連結決算で売上高が前期比9.3%増の1兆2,276億円、営業利益が同16.1%増の1,366億円となり、いずれも過去最高を記録したことが主因である。また、4月28日の通期決算発表後に開示された自社株買いや配当関連の発表も、株価を押し上げる要因となっている。
同社の株価は、既に過去最高益更新と自社株買いで投資家の買いが継続したと報じられた前日からの勢いを継続している。minkabu.jpによると、アナリストコンセンサスは「買い」であり、目標株価は¥13,660に設定されている。
なぜ富士電機の記録的業績が株価を押し上げるのか
富士電機は、電力インフラや産業機器、さらにはデータセンター向けのパワーエレクトロニクス製品などを手掛ける総合電機メーカーです。発電設備から送配電システム、工場やビルで使用される制御機器、そして半導体まで、幅広い分野で社会の基盤を支える技術と製品を提供しています。特に、脱炭素化の流れの中で再生可能エネルギー関連や省エネ機器への需要が高まっており、これが同社の収益を牽引する重要な要素となっています。
今回の株価上昇の背景には、同社が発表した2026年3月期の連結決算で、売上高が前期比9.3%増の1兆2,276億円、営業利益が同16.1%増の1,366億円と、いずれも過去最高を更新したという事実があります。電力インフラやデータセンター向け投資の拡大が、同社のパワー半導体や受変電設備といった主要製品の需要を力強く押し上げました。市場はこれらの好調な業績を既に織り込みつつありましたが、発表された数字がその期待を上回る形で実現したことが、投資家の継続的な買いを誘っています。
この記録的な業績発表を受け、富士電機の株価は本日、前日終値の¥13,180から6.5%上昇し、¥14,035で取引されています。
これは、まるでマラソン選手が自己ベストを大きく更新したようなものです。これまでの練習や努力が実を結び、期待以上の結果を出したことで、周囲の評価がさらに高まり、次のレースへの期待値も一気に跳ね上がる。富士電機も、堅調な市場環境の中で積み重ねてきた技術開発と事業戦略が、過去最高の業績という形で結実し、それが市場からの新たな評価に繋がっていると見ることができます。

Fuji Electric Co., Ltd.
富士電機株式会社(6504)は、電力エレクトロニクスシステム、電子デバイス、食品流通、発電の各事業を世界規模で展開する電機メーカーです。ACドライブ、モーター、サーボシステム、半導体、光導体、無停電電源装置、太陽光インバーター、データセンター向け機器などを提供しています。また、計測機器、センサー、放射線監視システム、工場自動化システム、低圧・中圧配電盤、モーター制御装置、エネルギー制御機器も手掛けています。変圧器、ガス絶縁開閉装置、真空遮断器、純水蒸発冷却式シリコン整流器といった電力インフラ関連製品のほか、鉄道車両用電気機器、トンネル換気システム、海洋環境保護システムも製造しています。火力、地熱、原子力、燃料電池による発電設備やプラントの供給、システムソリューション、アフターサービスも提供しており、自動販売機事業も展開しています。同社は1923年に設立され、東京都に本社を置いています。