ライブ
Nikkei 225 ·

デンソー(6902)、27年3月期減益見通し発表で株価に売り圧力強まる

デンソーの株価は、2027年3月期通期の業績見通しが発表されたことを受け、東京市場で下落している。同社が4月28日に公表した見通しでは、増収にもかかわらず利益の減少が予測されており、これに市場が反応した形だ。2026年5月18日現在、デンソー(6902)の株価は前日終値の¥1,944から3.2%安の¥1,882で取引されている。

同社の2027年3月期通期業績見通しによると、当期純利益は前年同期比13.9%減の3,820億円、営業利益は9.5%減の5,000億円となる見込みだ。デンソーは、関税関連費用、原材料価格の高騰、および投資の増加を逆風として挙げている。

この利益見通しは、自動車部品業界が直面するコスト圧力と、電動化やソフトウェア開発への継続的な投資の必要性を浮き彫りにしている。同社は、2026年5月15日に最新の情報を発表している。

これはどういう意味か

投資とコスト増がデンソーの利益見通しを圧迫する理由

デンソーは、トヨタグループの中核を担う世界有数の自動車部品メーカーです。エンジン制御システム、エアコン、電装品など、自動車の走行性能や快適性に欠かせない幅広い部品を開発・供給しており、その顧客は国内外の主要自動車メーカーに及びます。同社の収益は、自動車生産台数や次世代技術への投資動向に大きく左右されます。

今回の株価変動の背景にあるのは、同社が2026年4月28日に発表した2027年3月期通期の業績見通しです。この見通しでは、売上高の増加が見込まれる一方で、純利益は前期比13.9%減の3,820億円、営業利益は同9.5%減の5,000億円となる予測が示されました。これは、電気自動車(EV)化やソフトウェア開発といった次世代技術への積極的な投資が続くことに加え、関税関連費用や原材料価格の高騰が利益を圧迫すると見られているためです。

市場は、この利益の減少見通しを嫌気し、デンソー(6902)の株価は本日、前日終値の¥1,944から3.2%安の¥1,882で取引されています。

これは、まるでマラソンランナーが、目標タイムを達成するために序盤でペースを上げるものの、途中で予期せぬ向かい風や、新しい高機能シューズへの多額の先行投資が響き、最終的なゴールタイムの予測を下方修正するようなものです。収益を伸ばすために必要な投資が、短期的には利益を押し下げるという状況を示しています。

タグ

Denso Corp.

6902·Tokyo Stock Exchange·Nikkei 225·🇯🇵
業種
Auto - Parts
CEO
Shinnosuke Hayashi
従業員数
162,029
本社
Kariya, JP
上場
2000
ウェブサイト
会社概要

株式会社デンソー(6902)は、日本を拠点にアジア、北米、欧州、その他国際市場で自動車部品の開発、製造、販売を手掛けています。同社は、ヒートポンプ式空調システムを含む空調製品、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気自動車、燃料電池車向けのパワートレインシステムを提供しています。また、運転環境認識、車両運動制御、衝突安全、視認性支援、コックピット情報システムといった安全・コックピットシステムも事業の柱です。さらに、スパークプラグ、オイルフィルター、ワイパーブレードなどの自動車サービス部品やアクセサリー、産業用ソリューション、農業向け気候制御システム、家庭用空調機器も展開しています。株式会社デンソーは1949年に設立され、愛知県刈谷市に本社を置いています。