日産自動車(7201)、赤字幅縮小見通しで再評価買い。中国販売も株価を支援
日産自動車の株価は、2026年3月期の業績予想修正が好感され、本日2026年4月29日に上昇している。同社は純損益の赤字幅を縮小する見通しを示し、短期的な売り局面からの再評価買いを誘った。
同社は4月27日に、2026年3月期の純損益予想を5,500億円の赤字に上方修正(赤字幅縮小)すると発表した。これにより、前期の営業利益が黒字に転換する見込みが示された。株価は前日終値の¥351から3.3%高の¥362で取引されている。
中国における3月の新車販売台数が23.0%増と報じられたことも、株価を支援する材料となっている。アナリストコンセンサスは中立で、平均目標株価は4月28日時点で¥411となっている。
日産自動車の業績見通し修正が示すもの
日産自動車は、世界中で乗用車、商用車、そして関連部品の設計、製造、販売を手がける大手自動車メーカーです。同社の収益は、新車販売やアフターサービス、金融サービスなど、多岐にわたる自動車関連事業から生み出されており、個人顧客から企業顧客まで幅広い層に製品とサービスを提供しています。特に、電気自動車(EV)や自動運転技術の開発にも力を入れ、次世代のモビリティ社会を見据えた事業展開を進めています。
本日、同社の株価を押し上げた主な要因は、2026年3月期の連結純損益予想が上方修正されたことです。具体的には、4月27日に発表された情報によると、当初の予想から赤字幅が縮小し、¥5,500億円の純損失となる見通しが示されました。これは、前期の営業利益が黒字に転換する可能性を示唆するものであり、市場がこれまで抱いていた短期的な懸念が和らぎ、再評価買いを誘引したと考えられます。中国市場における3月の新車販売台数が23.0%増と報じられたことも、株価を支える一因となっています。
この業績見通しの改善が好感され、日産自動車の株価は前日終値の¥351から3.3%上昇し、現在¥362で取引されています。市場は、企業の財務状況が予想よりも健全であると判断したわけです。
これは、マラソン選手が途中でペース配分を見直し、終盤で「実はまだ余力がある」と宣言したようなものです。観衆は、その選手の最終的な成績が当初の予想よりも良くなる可能性に気づき、期待感を高めて応援の声を上げる、といった状況に似ています。

Nissan Motor Co., Ltd.
日産自動車(7201)は、世界中で自動車および自動車部品の製造・販売を手掛ける企業です。日産、インフィニティ、ダットサン、ヘリテージ、モータースポーツの各ブランドで車両を展開し、エンジン、トランスミッション、車軸などの部品も供給しています。また、金融サービス、オートクレジット、カーリース、保険代理業、カード事業、在庫金融も提供しており、自動車の内外装デザインや原材料の分析・評価に関するコンサルティングも行っています。さらに、旅行、環境・エンジニアリング、生産技術、施設管理サービス、情報・物流事業、電子機器の開発、自動車部品や材料の輸出入、不動産事業も手掛けています。モータースポーツのプロモーションや部品販売、リチウムイオンバッテリーのセカンドライフ利用に関する実証試験も実施。ルノー車の輸入販売やプロサッカーチームの運営・企画も行っています。1933年に設立され、本社は神奈川県横浜市にあります。