SCREEN Holdings(7735)、好決算と半導体市場の回復基調で株価が大幅高
半導体関連株の回復基調に加え、SCREEN Holdingsが発表した好決算が投資家心理を好転させ、同社株は2026年6月4日、大幅に上昇している。SCREEN Holdings(7735)の株価は、前日終値の¥11,315から17.9%高の¥13,345で取引されている。
同社は5月13日に発表した2026年3月期第4四半期決算で、売上高は予想を下回ったものの、1株当たり利益(EPS)は市場予測を上回った。また、堅調な営業利益率を維持し、配当を増額したことも、投資家から好意的に受け止められた。
この日の上昇は、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の反発が半導体製造装置関連株全体にプラスの影響を与えている状況とも一致する。SCREEN Holdingsは日本の半導体製造装置大手であり、市場の回復と自身の業績改善が相まって、現在の株価¥13,345を形成している。
なぜ予想を上回る一株当たり利益がSCREEN Holdingsの株価を押し上げたのか
SCREEN Holdingsは、半導体製造装置を開発、製造、販売する日本の大手企業です。スマートフォンやデータセンター、AIといった現代社会を支える半導体チップの生産に不可欠な装置を提供しており、世界中の半導体メーカーが主要な顧客となります。彼らの技術は、より高性能で小型な半導体を生み出す上で欠かせないため、半導体市場全体の動向が直接的に収益に影響します。
今回の株価上昇を牽引したのは、5月13日に発表された2026年3月期第4四半期決算で、売上高は市場予想を下回ったものの、一株当たり利益(EPS)が市場予測を上回った点です。これは、同社がコスト管理や事業効率化を進め、収益性を高めていることを示唆します。同時に、堅調な営業利益率の維持と配当増額も投資家心理を好転させる要因となりましたが、特に一株当たり利益の予想超過が、同社のファンダメンタルズに対する信頼を強めたと言えるでしょう。
この好材料を受け、SCREEN Holdings(7735)の株価は前日終値の¥11,315から17.9%高の¥13,345で取引されています。半導体関連株の回復基調やSOX指数の反発も追い風となっていますが、具体的な業績改善が株価を大きく押し上げた格好です。
これは、マラソンで目標タイムより少し遅れていても、最終的にスパートをかけてゴールタイムが予想を上回った場合に、その選手の評価が大きく上がる状況に似ています。途中の通過点(売上高)は期待に届かなくとも、最終的な成果(一株当たり利益)が市場の期待を超えたことで、投資家はその企業が持つ潜在的な力と効率性を再評価したのです。

SCREEN Holdings
SCREENホールディングス(7735)は、半導体製造装置、グラフィックアーツ機器、および画像処理技術を核とする多角的な事業を展開しています。半導体分野では、コータ/デベロッパ、ウェーハ洗浄装置、アニール装置、検査・測定システム、先進パッケージング向け露光装置などを提供しています。また、印刷・メディア事業では、高速インクジェット印刷機、CTPシステム、自動光学検査装置、さらにAIや画像解析を活用したソリューションも手掛けています。その他、バイオサイエンス機器、車載部品検査装置、リチウムイオン二次電池関連装置の開発・製造も行い、受託製造や知的財産サービスも提供しています。同社は1943年に設立され、京都に本社を置いています。