第一三共(4568)、がん領域パイプラインへの期待と業績見通し上方修正で株価回復
第一三共の株価は、がん領域パイプラインへの期待と業績見通しの上方修正を背景に、本日3.6%上昇し、¥2,744で取引されている。同社株は、2026年5月8日に決算発表延期と市場の評価が重荷となり株価が下落基調にあると報じられた後、回復基調にある。
この上昇は、2026年5月10日に発表された2025年度通期決算が主な要因となっている。決算では、抗体薬物複合体(ADC)であるエンハーツなどの海外売上が計画を上回り、2026年度以降の成長見通しが引き上げられた。これを受け、野村証券をはじめとする複数の証券会社が目標株価を引き上げており、そのポジティブな評価が現在の株価に反映されている。
市場は、第一三共の主力事業である抗体薬物複合体(ADC)の堅調な成長と、今後のパイプラインに対する期待を高く評価している。前日の終値¥2,649から¥95高となっており、投資家の買いが続いている状況だ。
第一三共の成長戦略が示す「予想以上の成果」とは
第一三共は、革新的な医薬品の研究開発、製造、販売を手がける製薬会社です。特に、がん治療薬の分野に強みを持っており、抗体薬物複合体(ADC)と呼ばれる次世代のがん治療薬の開発に注力しています。その顧客は世界中の医療機関や患者であり、これらの医薬品の提供を通じて収益を上げています。
本日、同社の株価を押し上げた主な要因は、2026年5月10日に発表された2025年度通期決算です。この決算では、主力のがん治療薬である抗体薬物複合体「エンハーツ」などの海外売上が当初の計画を上回る好調ぶりを示しました。これを受け、会社側は2026年度以降の成長見通しを上方修正しており、市場は同社の将来的な収益拡大に強い期待を抱いています。野村証券を含む複数の証券会社が目標株価を引き上げたことも、このポジティブな評価を後押ししています。
こうした好材料を受け、第一三共の株価は前日の終値¥2,649から¥95高となり、本日¥2,744で取引されており、3.6%の上昇を記録しています。投資家の買いが続いている状況です。
これはまるで、ある学生が「平均的な成績だろう」と見られていたにもかかわらず、蓋を開けてみれば予想をはるかに超える優秀な成績を収め、さらに「来年ももっと良い成績が期待できる」と宣言したようなものです。市場は、その学生の現在の成果だけでなく、将来の成長可能性に大きな価値を見出していると言えるでしょう。

Daiichi Sankyo Company
第一三共(¥4568)は、世界中で医薬品の研究開発、製造、輸入、販売を手掛ける製薬会社です。抗がん剤「トラスツズマブ デルクステカン」や、疼痛治療薬「ミロガバリン」、2型糖尿病治療薬「テネリグリプチン/カナグリフロジン」など、多岐にわたる処方薬を提供しています。また、一般用医薬品として総合感冒薬「ルル」や解熱鎮痛薬「ロキソニンS」、スキンケア製品「ミノン」なども展開。さらに、ワクチン、動物用医薬品、化粧品、医療機器、食品、飲料水、原薬、中間体なども手掛けています。Guardant Healthとの提携により、進行性転移性非小細胞肺がんのコンパニオン診断薬「Guardant360 CDx」の開発も進めています。1899年に創業し、本社を東京に構えています。