三菱電機(6503)、JOGMECから衛星データ活用GHG排出源特定事業を受託
三菱電機(6503)は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から、衛星データを用いて温室効果ガス(GHG)排出源を特定・測定する技術検証プロジェクトの委託先に選定された。このプロジェクトは、企業や地方自治体向けに排出量を可視化するサービスの開発を目指すもので、同社が6月24日に発表した。
今回の選定は、JOGMECが公募した事業の一環。三菱電機は、衛星が収集した地球観測データを活用し、GHG排出源の正確な特定と排出量の計測手法を確立する。最終的には、この技術を基盤として、顧客が自らの排出状況を把握し、削減に向けた取り組みを支援するソリューションを提供する計画である。
同社の株価は、本日¥5,841で取引されており、前日終値の¥5,986から2.4%安となっている。同社は以前、好調な決算と強気な業績見通しを発表し、株価が4.0%上昇していたが、その後は軟調な展開が続いている。
期待先行の反動と材料出尽くし
三菱電機は、幅広い産業向けに重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、そして家電製品まで多岐にわたる製品とサービスを提供する総合電機メーカーです。発電設備や鉄道システムといった社会インフラから、工場の自動化を支える機器、さらには家庭用のエアコンや冷蔵庫まで、私たちの生活や社会活動の基盤を支える技術と製品を世界中で展開し、その収益の多くは法人顧客や公共事業から得ています。
今日の株価下落は、直近の好材料に対する市場の期待が先行しすぎた反動と、その材料が出尽くしたことによる調整が主な要因と考えられます。同社は6月24日に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から衛星データを用いた温室効果ガス排出源特定プロジェクトの委託先に選定されたと発表し、これを受けて株価は一時4.0%も上昇しました。しかし、その後の数日間で、このポジティブな情報がすでに株価に織り込まれたと市場が判断し、利益確定売りや新たな買い材料の不足から軟調な展開が続いています。
その結果、三菱電機の株価は本日¥5,841で取引されており、前日終値の¥5,986から2.4%安という動きになっています。
これは、マラソンで序盤に好タイムを出しすぎたランナーが、中盤でペースを落とし、集団に吸収されてしまう状況に似ています。スタートダッシュの勢いは評価されるものの、その後のペース配分や新たな加速材料がなければ、全体の順位を維持するのは難しいものです。

Mitsubishi Electric Corp.
三菱電機(6503)は、世界中で電気・電子機器の開発、製造、販売を手掛ける。発電設備、送配電システム、産業用自動化機器、自動車電装品、防衛・宇宙システム、情報通信システム、家電製品など、多岐にわたる製品群を展開している。具体的には、タービン発電機、変圧器、遮断器、プログラマブルロジックコントローラ、インバーター、サーボモーター、カーナビゲーションシステム、衛星通信機器、レーダー、ミサイル制御システム、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、照明器具などを提供。さらに、調達、物流、不動産、広告、金融などのサービスも手掛ける。同社は1921年に設立され、本社を東京に置く。