RBCがFrasers Group(FRAS)の投資判断を引き下げ、株価は6.4%安
RBCキャピタル・マーケッツがFrasers Groupの投資判断を引き下げたことを受け、同社の株価は2026年6月16日、704pまで下落し、6.4%安となっている。英国の小売企業の株価は、アナリストによる見直しを受けて値を下げている。
RBCはFrasers Groupの投資判断を「セクター・パフォーム」から「アンダーパフォーム」に変更した。年初来で12%上昇した株価が公正価値を上回っていると指摘したが、目標株価はわずかに引き上げた。
投資家は、Frasers GroupによるHugo Bossに対する自主的な公開買付けについても懸念を強めている。この買収は、同社の純負債対EBITDA比率を上昇させると予測されており、前日終値の753pから下落している株価にさらなる圧力を加えている。
アナリストの格下げがフレイザーズ・グループの価値を再評価させる理由
フレイザーズ・グループは、英国を拠点とする大手小売企業で、スポーツ用品、ファッション、レジャー分野に特化しています。「スポーツ・ダイレクト」、「ハウス・オブ・フレイザー」、「フランネルズ」といった有名ブランドを傘下に持ち、幅広い層の顧客に衣料品、履物、アクセサリーを提供しています。実店舗の広範なネットワークと成長するオンラインプレゼンスを通じて収益を上げています。
今日の株価変動の主な要因は、RBCキャピタル・マーケッツによるフレイザーズ・グループ株の格下げ決定です。アナリストの格下げは単なる個人的な意見ではなく、投資銀行の調査チームによる正式な再評価であり、機関投資家が企業をどのように認識するかに影響を与えます。RBCは評価を「セクター・パフォーム」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、株価が年初来で12%上昇し、好調に推移したものの、現在の評価はRBCが考える公正価値を上回っていると顧客に伝えました。
この有力なアナリストによる再評価が直接的に影響し、フレイザーズ・グループの株価は本日6.4%下落し、現在は704pで取引されています。これは昨日の終値である753pからの顕著な下落です。
これは、最近オークション価値が急騰した絵画を、尊敬される美術評論家が再評価する状況に似ています。評論家はその芸術性を認め、人気が高まっていることも認識しつつも、現在の市場価格がその本質的な芸術的価値や将来の評価可能性から乖離していると結論付け、コレクターに再考を促すようなものです。

Frasers Group
Frasers Group plc (FRAS)は、アスレチックウェア、カジュアル衣料、フットウェア、スポーツ用品を世界的に展開する小売企業です。同社は、百貨店、独立店舗、Eコマースプラットフォームを通じて、英国国内外の消費者に製品を提供しています。スポーツ・レジャー用品の卸売販売やライセンス契約も手掛けており、事業は英国スポーツ小売、プレミアムライフスタイル、欧州小売、その他地域小売、卸売・ライセンスの5つのセグメントで構成されています。Slazenger、Everlast、Lonsdaleといった自社ブランドに加え、Flannels、House of Fraser、Jack Wills、Sports Directなどの多様な有名ブランドも取り扱っています。2021年4月25日時点で、英国に806店舗、欧州に486店舗のスポーツ小売店、マレーシアに33店舗、米国に44店舗、プレミアムライフスタイル店舗を179店舗展開していました。1982年に設立されたFrasers Group plcは、英国シャイアブルックに本社を置いています。