レーザーテック(6920)、好決算後の急騰に対する利食い売りが優勢となり株価は3.5%安
2026年5月13日、レーザーテック(6920)の株価は、4月30日の好決算発表後に見られた急騰に対する利食い売りが優勢となり、前日終値から3.5%安で推移している。同社株は現在、¥41,960で取引されており、前日の終値¥43,490から¥1,530下落した。
この調整局面は、5月7日に記録した直近高値¥46,720からの反動と指摘されている。Yahoo!ファイナンス株価解説によると、高値からの約9%の下落は、利食いを伴う戻り売りによるものだという。同社は5月8日に好調な第3四半期決算を発表し、市場の供給網懸念を払拭したことで、株価は一時8.2%上昇していた。
みんかぶのアナリストコンセンサスによれば、5月13日時点での平均目標株価は¥38,813であり、これは現在の株価を約8%から9%下回る水準である。アナリストのコンセンサスは「買い」であるものの、目標株価が現値を下回る状況が続き、高バリュエーション銘柄としての戻り売り圧力が意識されやすいことも、本日の下落要因と見られる。
なぜレーザーテックの株価は好決算後も調整局面にあるのか
レーザーテックは、半導体製造工程で不可欠な検査装置、特にEUV(極端紫外線)露光用マスクブランクス検査装置の分野で世界的に高いシェアを誇る企業です。半導体メーカーやその関連企業を主要顧客とし、微細化が進む半導体技術の最先端を支えることで収益を上げています。同社の技術は、半導体チップの品質と歩留まりを確保する上で極めて重要であり、その需要は半導体市場の成長と密接に連動しています。
今日の株価調整の主な背景には、アナリストの目標株価と現在の株価との乖離があります。5月13日時点でのアナリストコンセンサスによる平均目標株価は¥38,813であり、これは現在の取引価格を約8%から9%下回っています。市場は一般的に、アナリストの評価を将来の成長期待の指標と見なすため、目標株価が現値を下回る状況は、高バリュエーション銘柄に対する利食い売りを誘発しやすい傾向があります。
この状況が、レーザーテック株が現在¥41,960で取引され、前日終値の¥43,490から3.5%下落している動きに繋がっています。
これはまるで、人気レストランの予約が殺到し、一時的に期待値が天井知らずに高まったものの、いざフタを開けてみれば、料理の評価は高いものの、価格設定が少々強気で、一部の客が「期待通りだが、この値段なら一度で十分」と感じて席を立つようなものです。株価も同様に、好材料で急騰した後に、冷静な評価が戻り、一旦調整が入ることがあります。

Lasertec
レーザーテック(6920)は、半導体関連装置、レーザー顕微鏡、フラットパネルディスプレイ(FPD)関連装置の開発、製造、販売、サービスをグローバルに展開する企業です。半導体フォトマスクやウェーハの欠陥検査・測定システム、SiCやGaNなどのウェーハ関連システム、ウェーハバンプ検査・測定システム、TSVバックグラインド工程測定システムなどを提供しています。また、FPD用フォトマスク検査システム、半導体材料、透明膜、コーティング材料、無機・有機材料、生体試料、金属部品、プラスチック部品などの観察・測定に用いられるレーザー顕微鏡、リチウムイオンバッテリー関連装置も手掛けています。1960年に設立され、本社を横浜に置いています。