レーザーテック(6920)、野村證券の目標株価引き上げで株価が堅調に推移
半導体関連株が堅調に推移する中、レーザーテック(6920)の株価は本日4.5%高で推移している。同社株は現在¥37,270で取引されており、前日終値の¥35,650から上昇している。この動きは、半導体セクター全体のポジティブなトレンドを反映している。
この上昇は、半導体企業を追跡するSOX指数の全体的な上昇と、野村證券がレーザーテックの目標株価を引き上げたことなど、アナリストによる好意的な評価が影響しているとみられる。半導体製造装置市場の堅調な需要が背景にある。
レーザーテック株は、2026年5月22日に市場予想を下回る決算発表を受け、3.6%安を記録していた。しかし、その後の市場の回復とセクターの追い風を受け、本日の上昇でこの間の下落分を一部取り戻した格好だ。
野村證券による目標株価引き上げがレーザーテックの評価をどう変えたか
レーザーテックは、半導体製造工程で不可欠な検査・計測装置を開発・製造する日本の企業です。特に、次世代半導体の微細化に欠かせないEUV(極端紫外線)露光技術を用いたマスクブランクス(回路原版)の欠陥検査装置では、世界的に高いシェアを誇ります。彼らのビジネスは、最先端の半導体チップを生産するメーカーが、不良品を早期に発見し、歩留まりを向上させるための高精度な装置を提供することで成り立っています。つまり、半導体メーカーがより高性能なチップを効率的に作りたいと考えるほど、レーザーテックの技術の需要は高まります。
今日の株価上昇の背景にあるのは、野村證券がレーザーテックの目標株価を引き上げたことです。アナリストは企業の将来性や収益力を詳細に分析し、その企業が持つべき理論的な株価、つまり目標株価を算出します。目標株価の引き上げは、アナリストが以前よりもその企業の成長見通しや利益創出能力を高く評価したことを意味し、これが投資家の買い意欲を刺激する主要な要因となります。半導体セクター全体の好調なトレンドやSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)の上昇も追い風となりましたが、野村證券の具体的な評価変更が今日の動きを主導しています。
このアナリストによる評価見直しを受け、レーザーテックの株価は前日終値の¥35,650から4.5%上昇し、現在は¥37,270で取引されています。
これはまるで、ある専門家が、これまで見過ごされていた希少な美術品に新たな価値を見出し、その鑑定額を大幅に引き上げたようなものです。その発表が市場に伝わると、多くの人々がその美術品の真の価値に気づき、購入を希望する人が増え、結果として価格が跳ね上がる、といった状況に近いと言えるでしょう。

Lasertec
レーザーテック(6920)は、半導体関連装置、レーザー顕微鏡、フラットパネルディスプレイ(FPD)関連装置の開発、製造、販売、サービスをグローバルに展開する企業です。半導体フォトマスクやウェーハの欠陥検査・測定システム、SiCやGaNなどのウェーハ関連システム、ウェーハバンプ検査・測定システム、TSVバックグラインド工程測定システムなどを提供しています。また、FPD用フォトマスク検査システム、半導体材料、透明膜、コーティング材料、無機・有機材料、生体試料、金属部品、プラスチック部品などの観察・測定に用いられるレーザー顕微鏡、リチウムイオンバッテリー関連装置も手掛けています。1960年に設立され、本社を横浜に置いています。